淡々と、しかし徹底的に

ここの所縫っているシャツ。
パターンが違っていると思っていたが

私の勘違いだったってことが判明。
(またか!)

身ごろだけ裁断し直して
もう一度縫った。

今度は上手くいきそうだ。
少しだけパターンを補正した。

よーし!
袖もついたぞー

…と思ったら
ロックミシン縫いを失敗して
前身ごろに傷がついてしまった。


あ゛ーっ!!


っと、叫んだが
引きずらない。

私が修行として勤め始めたのは
服のリフォーム屋さんだ。

しっかり縫ってある洋服をほどいて修正するのが商売なんだ。

失敗したり、間違えたりしても
そこで後悔したり自分を責めたり
誰かのせいにしている暇はない。

どんどん修正していく。
修正して、美しく着られる服に仕上げていくのが仕事なんだ。

糸をほどくのをためらう、という感覚は要らない。捨てる。

間違えたらどんどんほどいてやり直す。(服の生地によっては縫い直しのきかないものもあるけど)



そこには執念みたいな「あきらめない」気持ちと「いっさいの妥協を許さない」気持ちが動機として存在していると思う。

ぐへーっ、、とか
うだ~、、とかいう

だるさ、億劫、面倒くさい、信じられない、無力感、自己卑下

などの感覚が沸いてきてあきらめたくなるのはアルアルだが

これらは全て自分から消していく。
感じたらソッコー見送ってしまう。


そして、何も感じない、、
ヤル気さえ要らない。


「淡々と」必要な作業を集中してこなしていくだけ。


歌舞伎や半沢直樹みたいに(今日も面白かった)コテコテのべっとりした思い入れとか恨み節とか体育会的ヤル気乗り気など

振幅の激しい濃いぃ感情を動かす必要全くなし。

淡々と、コツコツと
しかし徹底的に絶対あきらめない執念(ここはコミットメントの方が合うね)でもって

目標を達成する。
作品を完成させる。


必ず、何日かかってでも完成させる。



そうしたプロセスの中で
技術は確実に向上していくと思う。
肉体と脳を持っている(つまり地球人として生きている)って、そういうこと。


感情や思い込み、固定概念、常識に捕らわれて脳と肉体を動かさない人(行動しない人)が多すぎるね。


私自身も、かつてはそうだった。

…いや、よく動いていた。
動いてはいたが、それは感情に振り回されすぎて動かなくてもいいところで余計に動いて疲れてしまい

本来の私としてすべきことが全然動いていなかった。

脳と肉体、せっかく持ってるんだから(乗っかってるんだから)使わない手は無いよね~。もったいない。



とにかく、頭を(思考を=脳を)整理する事が大事だね。

急務かもよ。


Cynthia Roses 布と花と歌の日々

気が付いたら…縫って、お菓子作って、また縫って、仕事で縫って、たまに歌を歌う日々。 群馬県の高崎駅周辺で暮らす中年女子の日常。