服を直す、ということ

金井のお父さんが
旅立ったと知らせがありました。

冬用の喪服が無かったので
今日、簡単な黒の服を急ぎ縫いました。

だけど明日は変わりなく
野菜を待っているお客様に向けて
野菜セットの出荷をします。

私は野菜セットの係なので
いつもと変わりなく出掛けて手伝ってくる予定です。



今日はリフォーム屋さんで
ちょっと難しいお直しをしました。

かなり細かくて大変だったけど
どうにか着られるようになったと思います。

恐らく、買ったときの値段よりもお直しする金額の方が高いんですけど

もう売っていなくて、どうしてもこれが気に入っているから、と
たってのご依頼でした。


喜んでいただけるかな。


洋服のお直しは技術的にかなり難しいものが多いため
お安くないんです。

でも、驚いたことに毎日のようにご依頼があります。

切実な依頼も結構あります。
他のリフォーム店2カ所で断られてしまったとか

あと数ヶ月で卒業なのに
ぱっつぱつでボタンが閉まらなくなってしまった中学生の学ラン

会社から支給された制服が、どうしても着心地が悪くてストレスになっているとか

私はファッションにはほぼ関心が無いため

今年の流行のスタイルはどう、とか

色遣いがどうやらこうやら、、などなど

本当にどうでも良くて

何もわかりません。


ただ、私の肌にしっくりなじむ、とかサイズがぴったりで着やすいとか

そういうことにだけ、かなり過敏です。


ま、しかし、

結局そういうことなんだなと思います。


サイズの合わない服を仕方なく着る、、というのは動きが制限されることもあるし

何と言っても着心地が悪い。

服が重く感じたりすると思います。


巷に売られている標準サイズのお洋服がぴったりくる人は、、

もちろんいるでしょうけど


そうじゃないひともすごく多いんだなぁ、って

この仕事に携わってとても驚きます。


もともとの体型の問題じゃなく

健康状態ゆえにサイズが激変してしまわれた方や

最近ではネットで購入したけど全然サイズ感がわからなくて

大失敗してしまう方


今は、お洋服自体が結構安く買えたりして

直すくらいなら買う、という人も多いんですけどね


サイズをしっかり合わせて着ることで

どれほどストレスが解消されるか

これは実は計り知れないものがあるなぁ、と実感する日々です。


私は自分の服は全部作るので

胴体はMサイズでも腕はLサイズより少し長め

ウエスト~ヒップもLサイズより少し大きめ

股下はだいたいLサイズ

あと、二の腕はLLサイズ


みたいに(笑)なんとなく決まってますから

そのようにパターンを補正して縫ってしまえば

ザ・ジャストサイズで

服が軽い。着ていることを忘れる感じです。


服は直せます。


最近私が製作するオーダー服は

きちんと作る場合は

必ずシーチングという木綿の薄い生地でざっくり縫ったものをお送りして

それを試着していただき、細かい補正を行っています。


そうじゃない、もっと簡単な服の場合には

いつも着ている着心地の良いお洋服のサイズを計っていただいています。


一度型が決まると、あとはそれを原型として

だいたい展開可能になります。


今、いくつかオーダーものがあって

ちょっとお時間いただきますけど

もしよろしければお作りしますのでご連絡ください。






Cynthia Roses 布と花と歌の日々

気が付いたら…縫って、お菓子作って、また縫って、仕事で縫って、たまに歌を歌う日々。 群馬県の高崎駅周辺で暮らす中年女子の日常。