結局シンプルがいい

うちらの音楽編集には「Pro Tools」というソフトを使っていて

これは、ギョーカイの9割が使っているというプロ御用達のソフト。

この間テレビで編曲する人がこれの画面で楽曲編集の様子を紹介してたね。


でも、なかなか大変なんだよいろいろが。

それでアミーゴさんが「Cubase」というアマチュアのシェア率ナンバーワンのソフトや

Macのガレージバンドの上位ソフト、、、なんてんだっけ?


それらを試しに使って録音や編集を試みたわけ。

そうしたら、これがキラキラで「わぁープロっぽい」ってなるの。

ソフト内に色々なお飾りが備えてあって

素人が編集しやすいようになってる。


…でも、「ここちょっとだけこうしたい」「このニュアンスを少し変えたい」

みたいな、凄く微妙な編集をしようとすると

頑として動かない。それは出来ない、といわれている感じ?


ProToolsであれば、そこはいくらでもどんなに細かな作業でも

心行くまで追求できる。

なんていうんかな、余計なものがくっついていないから、とも言えるし

「編集」のための機能が重視してあって

「装飾」のための機能が少ない。


…装飾は、人間の創造の領域だ、というスタンスだ。


テレビで歌の編曲のことをやっていて(関ジャム。マニアックでおもろい)

編曲が、歌を完成させていく上でものすごく大きなウエイトを占めている

ということを改めて知った。


作詞、作曲はもちろんそれ自体が創造そのものであって

「無から有を生み出す」アーティスティックな分野になるんだけど

出来上がってきたものを編曲によって「完成させていく」


それがアーティスティックな創造作業だという認識があまり無かった。


だから苦戦してたんだ、ってわかった。

これは、、そうだなぁ


洋服をデザインして作る人

布をデザインして作る人


がいるとして


そうして出来上がった服を

バッグや靴、アクセサリーなどと組み合わせて

ひとつの完成されたファッションに仕上げていく

そういう感じに似ているかな。


出来上がった服を

活かすか殺すかはコーディネートで決まる、、っていう感じか?


コーディネートも創造的作業だ。

コーディネートしようとする洋服に

あらかじめコサージュがくっついていたら?

ジャラジャラとしたそれっぽい飾りが縫い付けてあったら?


ファッションの素人目線では

これを着るだけでコーディネート不要、おしゃれにきまる、、

となるかもね。


だけど、

クリエイティブにコーディネートしたい人にとっては

コサージュもジャラジャラも邪魔なもの。

自分でコサージュもジャラジャラもコーディネートしたい。


だから、材料や道具はシンプルなほうがいい。



昨日、新入りミシンを縫っていてそういうことを、

感じたわけ。


今まで使っている家庭用の上位機種はいろんな縫い方が出来て

刺繍もできて「これ一台あればなんでもできます」的なマシン。

もちろん、凄く使いやすいからこれからも使うんだけど


肝心な「直線縫い」の強度やバランス、安定性がもうひとつだったり

縫い始めや縫い終わりのタイミングとかね、、

細かい縫い方をしたいときに余計な動きが多くて神経使う。


それが新入りマシンは何も、無い。

だけどまっすぐ縫うのはきっちり、忠実、ピタッと止まる。


なんせ型紙どおりに作らないし

縫いながらいろんなことを思いついて

縫い方を変えていったり、付け足したり、、

自由にやりたいもんだから


このシンプルさがたまらない。



…てことを言いたかっただけ。




しかし、、編曲のことは、、、

うーん

どこまで出来るかわからないけどね

名古屋に行った後が勝負だよ。


今回はちゃんとプレスしようとしてるから

締切りがあるんでね。


今週はチャレンジ週間だ!!

楽しみ!!


Cynthia Roses 布と花と歌の日々

気が付いたら…縫って、お菓子作って、また縫って、仕事で縫って、たまに歌を歌う日々。 群馬県の高崎駅周辺で暮らす中年女子の日常。