エラーから回復へ
4日ほど前、耳になにやら異変が起きたらしく
激しいめまい発生。
完全に身体がエラーを起こした。
本気のめまいを体験したのは初めてだったので本当に驚いた。
そして、めちゃめちゃしんどかった。
エラーを起こしているのは耳1カ所だけなのに
立てない
食えない
歩けない
ていうか、目を開けられない。
昨日、駅ビルから車椅子を借り、
息子に車椅子を押してもらって駅ビルの耳鼻科へ。
点滴してもらってきた。
車椅子に乗ったのは
その息子を産んだとき以来だもんなぁ。
高崎駅の駅ビル7階にある耳鼻科の女医先生は、
おそらく確実に70歳は越えているんじゃないかと思うんだけど
相変わらず宝塚の男役的な
強い目ヂカラ(凄い美人)と
腹の底からストレートに発せられる太い美声
ガシッとした物言い。
なかなかお目にかかれないタイプの女性だと思う。
昨日の点滴パワーでだいぶ復活して
とりあえず目が回ることは無くなったので
今日、もう一度
今度はそろそろと自力歩行で(あっキーはバイト)ひとりで出かけて
点滴してもらってきた。
今日は楽だったので
いろんな音や声が聞こえた。
昭和レトロで小さな診療所だから
先生の声がみーんな聞こえる。
「大丈夫!必ず治します。」
「大丈夫!鼻は必ず通るようになります。」
物凄い言い切りが感動的だ。
あぁ、この言葉のパワーで治るよね~
と思った。
高校生のケンスケを見てもらったとき
右耳が内耳の骨が原因で聞こえないということが判明。
先生はケンスケにまっすぐ言った。
「治療の方法が無いわけではないけれど、右耳が聞こえない人生を生きる、という選択もあります。君が選んでください。」
これを聞いて、凄いなと思った。
ケンスケは「右耳が聞こえない人生」を選んだ。
パイロットや電車の運転手など耳が片方聞こえないとなれない仕事はあるから、そういう選択肢を捨てることにはなるけれど、、と、そこはそれで良しとした。
人生をパッサッ!と
瞬時に切り分けて
明確な方向性を示し出すような
ただの耳鼻科先生でないところが
ミョ~に魅力的で
その先生に会うためにめまい起こしたかと思うほど。
感じるものがあった。
テレビで紹介されてもおかしくないような先生だと思うけど
きっとこのまま変わらず
あの小さな診療所で沢山の患者さんに向き合っていかれるんだろうな。
めまいも回復に差し掛かったら、寝たきりではダメだと言うことで
少し休んでから
美味しいプリン買ってきて珈琲淹れて
おやつをしてから家事をやり始めた。
昨日車椅子に乗っていたとは思えないほど
フツーに夕飯を作った。
ミシンは、、さすがにちょっとでやめといた。(笑)
もらった薬をしっかり飲んで
きっちり回復に努めよう。
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