ジョーダンじゃない世界
お勤めにもだいぶ慣れてきて
ジーンズの裾上げで
デビューさせてもらった。
が、これが
恐ろしく簡単じゃない世界で
久しぶりに
思いっきり身が引き締まる思いを体験している。
私の手仕事はそこそこ細かい方だと自負していたが
そのレベルだと
そうだなぁ、40%ってとこかな、と感じる。
完璧しか許されない
という印象。
ちょっと曲がる、とか
ひと針ずれるとか
それ、ぜーんぶほどいて縫い直しだから!
あぁ~、結局そこへ行くのか
母の仕事の世界だー。
縫い直しのきかない
一発勝負の縫製を
絶対に失敗しない
若い頃、ひどく嫌悪していた
細かすぎて丁寧すぎて綺麗すぎる母の手仕事だったが、結局はあれが目標となるわけだ。
今、その事を思うと
嫌悪感は全くなくて
むしろワクワク感が立ち上がってくる。
母の手仕事を子供の頃から当たり前のように見て、意識に深く焼き付いている、あれを再現する。
今日はその母に頼まれて
伸び伸びストレッチジーンズをジャーって縫ったけど
雑だったね~。(笑)
いや、今まで作った中では一番綺麗だと思うんだけど
ひどく雑な仕事しか出来ていないことに気がついて
なんだろうね、不思議な嬉しさがこみ上げてくる。
伸びしろあるよね~ってかんじかな。
勤め先のリフォーム店は、この業界ではかなり大手で、店舗数も多く
業務は完全にシステム化されているし、危険物(針など)を普通に扱う関係で管理もめちゃくちゃ厳しくしっかりしている。
縫製の技術も、要求度が超絶高くて
今の私のレベルではまるで使い物にならない。
ホントにヤバい。
が、なんだかね、
今までの私とは違うなーって感じる。
下手くそな自分をそのまま受け入れている。
そして、絶対上手くなろう!って
教えてもらおう、って
凄くシンプルな肩の力の入らない感覚…
以前は、出来ない自分が恥ずかしくなったり変なプライドが邪魔して嫌になったり、とにかく面倒くさい奴だった。
一つ一つ、
出勤する度に少しずつ学んで、覚えて、コツコツ慣れて行こう。
毎回、毎回その時の「私」に出来ることを頑張っていこう、と思う。
ここで普通に仕事させてもらえるようになれれば
相当な縫製の技術を身につけることになるでしょう。
凄いね~!
やれるところまで頑張ってみたい。
とりあえず明日は金井さんちで野菜の手伝いだけど♪
0コメント